国際コミュニケーション学部
基本情報
主要な論文
15-
国立民族学博物館研究報告 35(4) 583-615 2011年 査読有り
-
Music and Society in South Asia: Perspectives from Japan(Yoshitaka Terada ed.), Senri Ethnological Study (71) 169-202 2008年3月 査読有り招待有り
-
民族學研究 63(3) 302-325 1998年12月 査読有り本稿は, 北インド大都市に在住するラージプート家族のアイデンティティ形成のあり方を, 宇宙論的・社会的なコンテクストの両方に注目しつつ, ヒンドゥー命名儀礼というミクロな具体性の中で包括的に把握する試みである。今日の人類学的儀礼研究においては, 通過儀礼がイデオロジカルな主体を構築するというモーリス・ブロックのテーゼが一般に受入れられている。しかし, そのような儀礼論理によって構築されるのは祖先中心の主体であり, 伝統的社会の儀礼においては子供の個性や母系的なものは否定され, リネージ中心の関係性が構築されることになる。本稿は, このような儀礼決定論的な主体構築を「補足的親子関係」と「親密性」の視点から再考しようとするものである。そのため, 儀礼の最小単位である家族・親族の親密な関係性に注目し, 占星術や星神信仰などが複合的に絡み合った文化的装置としての命名儀礼の中で, 個人がいかにしてアイデンティティを有する主体となるのか, その一方で儀礼において決定されない個人とはどのようなものかという二つの点に焦点をあてて考察する。本稿の命名儀礼においてもリネージ=祖父中心の主体構築が示唆されるが, 母子関係が否定されるわけではなく, 現実的には母子間の親密性がリネージ中心の主体構築に抗する葛藤要因として現れ, 結果として命名慣習は変容し, 儀礼も行為主体によって操作の対象となりうる。すなわち, 儀礼においてどのような主体が構築されるにせよ, 情緒・美意識・痛みといった個のリアリティは常に留保されており, 状況の変化と微妙に関係しつつ制度や慣習に対してインパクトを有することがあるといえる。
主要なMISC
4主要な書籍等出版物
6-
National Museum of Ethnology 2004年5月
-
共同研究・競争的資金等の研究課題
5-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 2019年4月 - 2023年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 2018年4月 - 2023年3月
-
大学共同利用機関法人人間文化研究機構 地域研究推進事業 2010年4月 - 2021年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 2013年4月 - 2016年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 2011年4月 - 2014年3月
